終末博士・ルービニ教授が指摘する仮想通貨5つの問題は解決されるか

週末博士の異名をもつニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授は最近2020年に過酷な金融危機が起きるなどと不気味な警告的予測を発表しています。

このルービニ教授、2008年のリーマンショックをズバリ予測したことで一躍有名になった存在です。

その同氏が昨年に米国・上院の銀行住宅都市問題委員会で、「仮想通貨はペテンとバブルの源泉だ」とする内容の証言を行ったことから、仮想通貨クラスタでは本当にこの予測が当たるのかについて注目が集まっています。

 

指摘内容は至極御尤もだが・・・

ルービニ教授が指摘して5点とは

  1. ICOの8割以上がイカサマであること
  2. 仮想通貨は通貨として極めて使いにくい
  3. フェアバリューがはっきりしない
  4. ハッキングに対する脆弱性
  5. 不正取引~人為的価格操作

という5点で、どれも実に真っ当な指摘といえます。

ICOについては事実上投資対象にはならない状態ですし通貨として使う時の利便性の悪さはある意味で秀逸なレベルで、利用できるところが増えても利用者が増加するとは到底思えない状態です。

フェアバリューについては、たとえばビットコイン自体は発行枚数が限定されているにもかからず、頻繁に繰り返し行われるハードフォークで新たな枝分かれ通貨がどんどんでてくること自体、通貨としての価値を非常に不安定なものにしていることは間違いありません。

そもそも物理的にハードフォークが必要なのはわかりますが、通貨という視点で考えた時には利用者にはなんら関係のないものでブロックチェーンを利用しているが故におきるこうした事象は仮想通貨の通貨としての普及を大きく阻害するものに他なりません。

ハッキングに対する脆弱性は日本の仮想通貨取引所が世界に先駆けて証明しているもので、取引所のセキュリティレベルが世界的に高まらなくてはもはやお話にならない状況です。

ルービニ教授が指摘している問題はどれもすぐには否定できないものばかりです。

しかし普及が進み実需をふくめて決済にもっと頻繁かつ多額の仮想通貨が利用されるようになれば安定的な流動性も確保されて、一部のくじら軍団だけに支配されて上げ下げを適当にやられる心配もなくなるはずで普及こそが最大の問題解決の道になるのかも知れません。

 

コメントは受け付けていません。